inspire  |  SAYAKA

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sisters

21:07 2008/01/28

そうだ、視点はあんなにも低かった。
見送った背中の内側に、過ぎた時間を紐付けた。

妹の手のひらは、小さく温かく、
しかも、かよわかった。

ささやかな責任を胸に秘めて、手を引いた。
心なしか緊張して、こわばって、
隙なく歩かなくてはと必死だった。

時代は今へと繰り上がる。
背の高い妹の視点からは何が
見えているのだろう。
この視点からの世の中は、
子供達が愛おしく見える。

photo | Takao Ishikawa

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cat

みゃーお。
あなたの美しい毛皮を、着て、わたしも
軽やかに歩いてみたい。
細いわき道を、高い塀の上を。
登っては降りて、降りては登って、
マイペースに。

みゃーお。
何を思うのか解らない瞳を、わたしにも頂戴。
沢山の人間をのぞき込んで、戸惑わせてみたい。

みゃーお。
あなたの可愛いしっぽをつけて、
喜びを表現したい。

20:51 2008/01/28

23

sky

19:21 2008/01/28

ぬけるような青空に、
あの雲間からやってくる輝きに、息をのむ。

面をあげて行こうと、小さく決意する。

人は何故、転んだままではいられずに、
また立ち上がって、歩き出そうとするのだろう。
やってくる未来に飽き足らず、
つかみとるために一歩また進む。

今日も全身に光をあびて。

photo | Takao Ishikawa

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眼下に広がる大海原を前にして、耳を澄ます。
自然に触れて高まった五感は、ただ
ひりひりと景色を望む。

風と共にやってくる波間の音楽が、
心をかすめる。
ざーん、ざーん、と繰り返し、繰り返し。
鼻先をかすめる潮、肌をなぶる髪、
目が波を追いかけて、追いかけているうちに、

からっぽになる。

19:12 2008/01/28

seaside

22

photo | Takao Ishikawa

21

定めた目標に向かって進むだけを考えていた。
あらゆる想像を目標に向けて、
実現することだけを考えた。

ふと立ち止まると。
それだけでは何かが足りなかった気がする。
結局一番大事なのは足元だということなのか。

19:45 2007/11/16

meconeko house

20

Flower

幸せな色彩に喝采。
敷き詰められた花々に。
わずかな一生の中で咲き誇る、
こんなにたくさんの人を幸せにできるなんて、
あなたたちはどれ程すばらしいだろう。

19:01 2007/10/07

photo | Takao Ishikawa

19

photo | Takao Ishikawa

19:01 2007/10/07

走り抜けた時間を思う。
あらゆる情報の渦中で、試行錯誤した。
早足で通り過ぎた過去の記憶。
経験した事実は何も変化なく今ここにあり、
表現する精神を失った現実に向き合う。
冷静な視点のもてる自分に葛藤し、
通り過ぎていく雲間に、涙をこぼす。

building

photo | Takao Ishikawa

鼻先に凍る空気が好きだった。
一面に照りつける太陽が
キラキラと飛び込んでくるゲレンデ。
呼吸音がいつもより身近に感じられ、
汗ばむカラダの重さによじれた。
ただその瞬間を駆け抜けていく喜び。
見慣れない速度感に酔いしれていた。

19:01 2007/10/07

Winter

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