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2009年11月26日
今日は友人とお茶に行き、自分はできるだけ話さないようにして彼の話を注意深く聞きました。
同じ年頃の人が何を思っているのかを俯瞰してみたいような感覚があります。ほんの少しの間、日常を離れていたからかもしれません。
向こうで知り合いになった日本アニメオタクがいて
彼にはウンザリさせられました。彼は日本の歴史や現在をまったく知らず、ある部分においてはひどく差別的な意識を持っている印象がありました。
彼らヨーロッパのオタク(全員がそうだとはもちろん思わないんだけど)の日本に対する評価は、まるで子供が積み木を上手に積み上げたことをホメるときの大人のように感じることがありました。

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僕は「それならきみたちオタクだって自分の暮らしに関係ない日本のアニメなんかに憧れてないで、故郷の山で山菜でも採ってた方がいいよ」と言ってやった。
カップルは「何て言ってるの?」と聞きましたが
無視して店を出ました。バカにされているのは
雰囲気でわかるのに彼らがヘラヘラしていたことも
気にくわなかったからです(ここは後で反省)。
僕は「自分の生活にないもの」に憧れる気はまったくない。写真はヨーロッパ生まれだろうけどみんながニエプスの子孫でもないから、教えてくださいと誰かに頭を下げるつもりはない。負け惜しみではなく、僕は使うスタジオを選ぶのと同じようにいろいろな所に出かけているだけで「どうか私の周りにない物を撮らせてください」と懇願してるんじゃないんだ。
くらいのことを、スラスラ言えればよかったんですが残念ながら言葉の壁がありました。
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2009年11月26日