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Terry Nakagami

            



To the sceneries
thrown away
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

「グランドキャニオンに行ってみたい」その一言をきっかけに僕ら3人はポンコツのトヨタに乗り込み、世界的に有名なあの渓谷めざして一路車を飛ばした。
地図など無い。いや正確にいうとそんなものはあまり意味をなさない。後から判ったことだが要は一本道しかないのである。地図を見るよりも、3マイルごとに建てられたルート標識を見逃さないようにすることの方が現実的である。          

早朝3時に出発した僕らはルート5号を南下してメキシコ国境の手前でルート8号に合流したところで朝を向かえた。「夜通し何かを見張っていたような砂漠」が放ろがる。

アメリカ。世界中の人々が最も憧れ、最も蔑む国。
だだっ広い国土、様々な人種、余り溢れる物。
何もない砂漠、浅い歴史、纏まらぬイデオロギー。

『3日間の旅は僕にとって結局、誰も気に留めずに捨てられた景色をせっせと拾い集める旅だった。』

                                                                                                                                                                                                                                                

旅は常に一方通行である。                














旅は常に一方通行である。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

出発地はサンディエゴ。国境沿いに走り途中フェニックスを通過するルートを選ぶ。
片道約1000km。
ハイウェイを飛ばして14時間の旅である。


SanDiego
カリフォルニア州の最南西端にある街。アメリカで7番目に人口が多い。住人のおよそ50%が白人。
メキシコ国境に接している。過ごしやすい気候と豊かな自然が人々を惹き付けてやまない街といわれている。


Grand Canyon
アリゾナ州にある渓谷。4000万年前よりコロラド川による浸食が始まり、今もなお続いている。現在浸食されている地層は20億年前の層。原始生命誕生時の地層と言われている。